crip

幾千もの時を越え
争いは繰り返される
血の流れた惨劇の爪痕に
人間たちは何を見てきたのか
 
汚された聖域の中で
希望は絶望へと変わった
 
己の欲望を何ひとつ譲らない
愚かな権力者たち  
 
マリアは死んだよ・・・
絶望の淵に堕ち
生きる力をなくした
 
我々に今できることは何だろうか

DESPAIR OF MARIA

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discography

Angel's Crying

一粒の種

堕天使

ノア

暴君

マリオネット

Shit!

DESPAIR OF MARIA



『 たったひとつの願い事』


「ぼくに居場所を」という曲をかいた経緯として

まず始めに言っておきますがこの詩は世界の現状をもとに作詞したもので
実在の人物や団体とは関係ありません。


自分のことを多くは語りませんが
自分自身も不幸だと思ってました。
たくさんの人を傷つけたと思います。

でも、帰る家があって両親がいて
綺麗な水、美味しいごはん、温かいお風呂がありました。
それは当たり前だと思っていたんです。

なにかが不満で当り散らしていました。
本当に、世間知らずで幼稚なガキだったと思います。

先進国では、思春期の少年少女は皆そんなもんだと言います。


幼い頃から、具合が悪くなれば病院へ行き
おなかがすいたらごはんを食べる。
おやつを買い食いする。
ほしいものはお金を出せば手に入る。
いらなくなったら捨てる。

今ではそんな事があたり前なこの国も、

かつては爆弾や空襲に怯え、空腹のためにひもじい思いをした人たちが
たくさんいるんです。


この国の人たちはこのままでいいんでしょうか?
そんな恐ろしい戦争から学び、戦争のなくなった日本人である
我々にも、何か出来ることがあるんじゃないか。
そう思います。
(極道同士の抗争やテロ的犯罪はあるから平和とは言い切れないけど)

空襲や街中で起こる銃撃戦、テロ、地雷に怯える日々、
じゃぁまた明日ね!なんて言えない
10分後でさえ自分が生きているのか分からない。

ぼくはただ生きたい。「ぼくに居場所をください」
そう言って、夢はサッカー選手になる事だと言った
幼い少年の涙は、夢と一緒にこぼれ落ち
少年は星になりました。

ただ生きたい。そんなたったひとつの願い事が

なぜ叶えられないのでしょうか。

そして少年の死を悲しむ家族も、街も、

その夜の空襲で一夜で消えました。

川には燃え盛る炎から逃げてきて黒こげになった
昨日まで生きていた人たち、
川の流れは変わっていました。

あぁ、子供の頃に習った戦争の話し、

昔の日本もこんなだったんだ
そんな現実を知ったとき

自分がいかに浅くて小さな人間だったかを思い知りました。

俺には世界中の戦争や争いを止めさせる力もないし、
あの子たちを救ってやることなんてできないし、
本当に大したことは出来ないけど

10年後でも、100年後でも、世の中が変わることの
きっかけの一つになるかもしれないから。

俺は精一杯、あの子たちの代わりに叫びます!

あの子たちに居場所を!!!!!