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DESPAIR OF MARIA

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  このページからは

世界中の各神話、天使学、悪魔学などなど

超常現象に関する語録の紹介をします。


はじめにいっておきますが、

神話一つとっても世界中でいろいろな解釈がなされています。

描かれた国、時代、王朝、著者によって内容に違いがありますことを

あらかじめご了承ください。



『 第496夜 』


千夜一夜物語の中でもとくに興味深いのがこれ。
RPGとかで「ベヘモス」って魔物の名前、聞いたことないですか?
北欧のメロデスバンドにも『ベヘモス』いますよ完全に余談ですけどwww

まぁ要するに悪い神の獣、、、の代名詞ってところでしょうか。

この「ベヘモス」、イスラム圏(アラビア語読み)では「バハムート」と呼ばれていて
RPGや映画のせい?で悪役に見られがちですが

実は神が造った聖獣?なんですよねイスラムでは。←
正しくはその姿は巨大な魚の姿なので聖魚と言うべきか?

バハムートの下には海があり、海の下には空気の裂け目がありその下には火があり、
それらを最下層で支えるのが口の中に6つの冥府を持つ巨大な大蛇ファラクとされている。

バハムートの鼻孔に海を置いても、砂漠に置かれた芥子粒ほどの大きさでしかないと表現される巨躯で、
その体からは眩しい光を発している。
それゆえに、人間には見ることが出来ないとも言われているが


イサ(←イエスの事ね)が洗礼と宣教のためアラブ諸国を旅していた時のこと。

あるときイサは神からバハムートと見る恵みを与えられた。

しかしイサはその姿を見て気を失って倒れた。
三日三晩経ってようやく意識を取り戻したが、
バハムートの巨体はまだイサの前を通り過ぎていなかった。



……どんだけ眩しくて大きいんでしょうねぇ(゚ロ゚;)

てかそれが三日三晩だって、気絶してたイサはどうして分かったんだろう?
誰かそばにいたのかな(´・ω・`)


それはさておき、
実はこの「バハムート」、旧約聖書にも「ベヘモス」って名前で登場しています。
「ベヘモス」キタ――(゚∀゚)――!!
この「ベヘモス」、神が天地創造の五日目に創り出した存在で
同じく神に造られ海に住む「リヴァイアサン」と二頭一対を成すとされている。

ん?そういえば
「ベヘモス」も「リヴァイアサン」もなんか悪い敵キャラじゃない?(´・ω・`)
中世あたりから悪いイメージがつき始めたみたいだけどなんで?(?_?)
おもしろそうなので次回はここらへん勉強してみようかな。


まぁ、この物語が書かれたのはイスラム教が樹立する前だし、
イスラム教の元になったキリスト教を教えに
イエスがアラブ諸国を旅していたってことを証明するものにはなりますな。

千夜一夜の作者は分かりませんが、旧約聖書ではヨブ記に載っています。

車も電車もない時代に、凄い行動力ですな←