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DESPAIR OF MARIA

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このページからは

世界中の各神話、天使学、悪魔学などなど

超常現象に関する語録の紹介をします。


はじめにいっておきますが、

神話一つとっても世界中でいろいろな解釈がなされています。

描かれた国、時代、王朝、著者によって内容に違いがありますことを

あらかじめご了承ください。




ギリシア神話

ユダヤ神話

イスラム神話

インド神話

ローマ神話

ヒンドゥー神話

エジプト神話

シュメール神話

ゲルマン神話

ケルト神話

日本神話




ギリシア神話は日本でもけっこう有名だから

ビックリマンチョコやエヴァンゲリオンでその名を知る人も多いのでないだろうか。

まぁ今でこそギリシア神話と言われてますが、昔はギリシア教とも言われていたようです。
旧約聖書(ヘブライ語聖典)でも新約聖書(ギリシア語聖典)でも
その伝記や登場人物は日本神話よりも有名かもしれない。

有名な伝説では、『オリンポス十二神』『パンドラの箱』『プロメテウスの火』でしょうか。

まずは登場する神や天使、人物を紹介します。



ウラノス
(ローマ神話ではウラヌス、またはカエルス、コエルスとも呼ばれる)

…全世界を最初に統一した神々の王。
天空を司る神:ガイアの子であり夫。 ガイアとの間にクロノス、ティタン12神をもうける。
またキュクロプスやヘカトンケイルという醜い子が生まれたが
神々ですら忌み嫌う澱んだ空間タルタロスに投じた。
それによりガイアの怒りをかいクロノスに去勢され追放されてしまう。

ガイア
(ローマ神話ではテルスと呼ばれる)

…ポントス、ウラノスの母(母子婚)でギリシア神話における地母神。
ほとんどの神の血筋のルーツであり人類もその血をひいているとされ
地球=ガイアとも位置づけられ、すべての生命の母なる女神として崇拝されている。


クロノス

…ウラノスとガイアの息子、大地と農耕の神、
ティタン12神の一人レアーとの間に
ゼウス、ハデス、ポセイドン、ヘラ、ヘスティア、デーメーテルが生まれる。
ガイアがウラノスが去勢されたときの血でみごもったギガース(ギガンテス)を
生まれないようにガイアの胎内に押し込めていたため
ガイアの怒りをかい、のちにゼウスに討たれる。


ゼウス
(ローマ神話ではジュピター、ユダヤ神話ではヤハゥェ)

…ギリシア神話における最高の全知全能の神
雷を司る天空神でオリンポス12神を統括する神々の王。
ゼウスに関する記述は多すぎて語りきれないが、
一般的には2つの異なる姿で描かれている。

一方では弱者の守護神、正義と慈悲の神、悪を罰する神として、
また一方では天使や妖精、人間の女性に次々手をだしては子孫を増やし、
浮気を妻に知られまいとあらゆる手段で誤魔化そうとするこりない神として、
その間ゼウスは神としての政務を怠っていた。

そのため、ルシフェルをはじめとする天使軍に進言されたことに腹を立て
粘土で作った人間に仕えろとルシフェルに命令するがルシフェルはこれを拒否。

そして神々の戦いが始まったと言われている。

ちなみに、この女好きのゼウスはギリシアにおける道徳意識の高まりとともに、
しだいに好ましくない存在となった。
このため後の伝説では、その戦いに勝ったゼウスは崇高な存在としてあつかわれている。


ルシフェル

…天使位階論で言う熾天使で、下級天使たちを統べる光の大天使長
この時点ではミカエルよりも力ははるかに強かった。
神が人間を顧みず政務を蔑ろにしていたため神に反旗を翻すが、
ゼウス軍に破れ天使の称号「ェル」を剥奪され天界から追放される。
いわゆる堕天使と言われるのがこの方。

聖書や福音書でのルシフェルは、最高の能力と地位と寵愛を神から受けていた。
そのため自分が神に成り代われると傲慢になり、神に反逆し、戦いを挑むが敗れ
天界から追放された。という説がよく挙げられているが、
ゼウスが女好きだったということは、聖書や神話の中でも否定はされていない。

ちなみに我がDESPAIR OF MARIA(デスマリ)が堕天使で描いているのも
このルシフェルのこと。旧約聖書の内容とは少し違っていますが
この曲でモチーフにしたのは旧約聖書ではなく、
神と悪魔との戦いの伝記をもとに描いています。
もう少し詳しくしりたい方はこちらも

ミカエル

…天使位階論(旧約聖書)で言う下級天使で
一部の説ではルシフェルを含む天使たちの長兄とも言われている。
ヘブライ語で「ミカ・エル」とは神のごとき者という意味。
8階級も上の存在である熾天使の反逆者ルシフェルを倒したことにより
7階級特進、熾天使セラフィムにまでなったと言う諸説もある。
神の正義を貫き善悪を見分ける者として全権を与えられ、
「神に一番近い天使」と呼ばれるようになる。

また、ユダヤ神話やカトリック神話では
天界でサタンの軍勢を破り地に落とした光の君主として
暗黒の支配者ベリアルと対抗する姿が描かれている。

また、マリアに死を告げたのも、
ソドムとゴモラが滅んだときにロトを逃げ出させたのも、
モーセを教え諭して導びいたのも、
イスラエルに侵攻するセンナケリブの軍勢を打ち破ったのも
ジャンヌダルク率いるフランス軍を奇跡の勝利に導いたのも
ミカエルであるとされている。


ガブリエル

…ミカエル以外でただ一人、旧約聖書に登場する天使がこの方。
ヘブライ語で「神の力」を意味する。
有名な伝説は、ナザレのマリアへのイエス・キリストの受胎告知、
マリアの従姉妹、エリザベスにも洗礼者ヨハネの受胎告知をする。
ちなみにイスラム教のムハンマド(マホメット)の受胎告知にもジブリールと言う名前で
ムハンマドが40歳になった頃、アラーの神の教え(コーラン)を伝えに現れる。
ちなみに方舟伝説で有名なノアに方舟の建造を命じたのもこの方と言われる。

ラファエル
(ファヌエルと呼ばれる事も)

…天使の中でも4大天使とも言われるこの方
実は聖書正典にはいっさい登場しません。
この方は聖書外典や儀典にちょいちょい顔を出すのみですが
4大天使と言われる由縁は聖書外典「トビト記」により
「医学の天使」と呼ばれたのがきっかけだとか。

ウリエル

…冥府の長官と呼ばれるこの方、地獄の天使と親密な関係にあるとされ
一時期は大天使の地位を剥奪されるが、アダムとイヴが追放された後の
エデンの園を守ったことにより、炎の天使ケルビムと同様視されるようになり
名誉は回復される。
最後の審判では全人類の魂を審判席に座らせる役目を担っている。
また、自然現象を司る神ともされ、
ノアに大洪水が起こる事を知らせたのはこの方だと言う説もある。

サティエル
(サキエル、ザドキエル、と呼ばれる事も)

キリスト教やユダヤ教に知られている7大天使の一体。
宗派や聖典によりミカエル、ガブリエル、ラファエル、以外の4体は違うが
ウリエルとサティエルについてはほとんどの聖典にて登場している。

ちなみに中世に行われていた『ソロモンの鍵』と称される天使召喚の書には
ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル、サティエル、タヴァエル、サマエル、が
7大天使であると認められ、それ以降この7体が7大天使の代名詞となっている。


サマエル

…死の天使と呼ばれるこの方、イブを誘惑してカインを産ませたとされている。
グノーシス神話では堕天使として扱われておりミカエルと戦ったいう説もある。
また、サタンと同一視されることもあり、天国から追放されて突き落とされたとき、
ミカエルの羽をつかんで道づれにしようとしたが、
ミカエルは神によって救い上げられたという、この方も堕天使だと言う説もある。

タヴァエル